問題解決のエッセンスが凝縮
“人間関係のストレスがツラくて転職したい…”、“貯金がなくて老後が不安…”、“収入を増やして安定した生活をしたい…”など、多くのサラリーマンが同じ悩みを抱えています。

体も心もボロボロ…
そのようなあらゆる悩みを一冊で解決する良書を見つけましたので、ご紹介します。
「“サラ”リーマンの“タメ”になる情報発信」をコンセプトにしている、サラリーマンYouTuber「サラタメ」さんの著書“シン・サラリーマン”です。
- 大嫌いだった仕事が好きになる
- “経済的・精神的な安定”が得られる
- イヤになったらすぐ辞められる立場になれる
たった一冊で、サラリーマンのあらゆる悩みを解決するなんて“ムリ”と思ったのではないでしょうか!?
本書が優れているのは、問題解決のエッセンスが凝縮されている点です。
名著300冊以上から得た知見をもとに、サラタメさん自身がサラリーマンの現場で実践してきた体験がもとになっているので、他のノウハウ本とは一線を画す内容となっています。
分厚い書籍ですが、読みやすく、あっという間に読み終えることができました。
サラタメさんは、本書の中で“攻略本”のような使い方をオススメしています。
“今の自分に深く関わるページ”を集中的に読み、実際に試すだけでも十分に価値はありますので、必ずしも全部読む必要はありません。



たった一冊で問題解決!!
- YouTubeチャンネルを複数運営(登録者合計60万人超え)
- 転職ブログ「サラタメのホワイト転職」を運営
本書を読むことで、「人生100年時代」を生き抜くための知識がアップデートされ、“真の「安定」”が手に入ることでしょう。
では、要約していきます。
結論
「3つの武器」(リーマン力・副業力・マネー力)が“真の「安定」”をもたらす
人生100年時代の厄介な変化3つ
2007年生まれの世代は、50%以上が107歳まで生きるといわれています。
寿命が延びる分だけ生活費が必要になるので、若いうちからしっかりと人生プランを考えておく必要があります。
我々の親世代より長く働き、定年退職後も長く生きる可能性が高いため、過去の人生プランは全く参考にはなりません。
本書では、厄介な変化が3つあると書かれています。
①お金のやりくりがキツくなる
少子高齢化で、老後にもらえる公的年金はどんどん減っていく。
つまり、老後に必要なお金は増えるのに、年金としてもらえるお金は減るということ。
シン・サラリーマン サラタメ 氏 著
これは…もはや説明不要ですよね…💦
②「1社で働き続ける」のが難しくなる
今の20~30代は、おそらく70~80代まで働き続けることになります。
ただ、その一方、会社の寿命は年々短くなっています。
シン・サラリーマン サラタメ 氏 著
会社の“最盛期は30年続かない”といわれるくらい短くなっています。
その一方、寿命は延びていますので、「1社で働き続ける」のは難しいといわざるを得ない状況です。
③お金以外の資産が超重要になる
人生100年時代においては、①ビジネススキル、②人間関係、③健康、これら3つの目に見えない資産が重要性を増していきます。
シン・サラリーマン サラタメ 氏 著
寿命が延びることにより、様々な会社を渡り歩くための“ビジネススキル”、仕事以外の時間を有意義に過ごすための“人間関係”や“健康”がますます重要になります。
出世より「3つの武器」
かつてのサラリーマンにとっての目標は、①「大企業に勤めること」、②「出世して収入を増やすこと」でしたが、会社の寿命が短くなり、終身雇用も実質的に崩壊したため、“出世”に大きなメリットはなくなりつつあります。
本書では、“出世”を目指すのではなく、「自分の時間の確保」、「副業の規模拡大」に注力することが、「シン・サラリーマン」のあるべき姿と書かれています。
今後、必要になるのは、以下の3つの武器。
会社からの収入だけに頼るのではなく、“個人で稼ぐ力”を身につけるべきということです。
①リーマン力(ビジネススキル)
仕事術
副業の規模を拡大させる際、外注スタッフのマネジメントや、企業との折衝力が求められます。
サラリーマンの現場は、そのようなビジネススキルを伸ばすための、絶好のトレーニング環境といえます。
シン・サラリーマン サラタメ 氏 著
ビジネスをするにあたっては、人とコミュニケーションをとりながら進めていくことになるので、たとえ「副業」であってもリーマン力は必須です。
リーマン力をムキムキに鍛えて“出世”することが、かつてのサラリーマンの王道でした。
本書ではリーマン力を“出世”ではなく、「転職」や「副業」にフル活用することが、「シン・サラリーマン」の最短ルートと書かれています。
多くの時間をサラリーマンとして過ごす場合が多いので、最重要となるのがリーマン力。
リーマン力を鍛えることで幸福度が上がり、「転職」や「副業」においてもよい影響をもたらすというワケです。
デキる思考法「STAR」
本書では、「STAR」を意識し、「自分で仕事をつくる」マインドが最も重要と書かれています。
どんな状況にあるか自ら分析
解決すべき課題を自ら設定
課題を解決するために自ら工夫して行動
どんな結果になったか自ら検証



デキるリーマンの必須条件
「STAR」を意識して働くことで、自らが課題に気づき、課題解決ができるようになります。
課題解決力は、どの会社でも必要とされる能力なので、「転職」が有利になりますし、試行錯誤が不可避な「副業」においても成功確率が高まる要因となります。
転職術
サラリーマンのメリットは“安定した収入”ですが、産業構造の変化による業績悪化や経営破綻など、将来がどうなるかは誰にもわからない状況です。
不測の事態に陥ったとしても、“リーマン力”があれば業績の良い会社に転職できるので、欠かすことのできない基礎力といえます。
上司のパワハラなど、人間関係のトラブルがあったとしても、いつでも転職できると思えば、精神的に楽です。
転職の軸は「ワークライフバランス」一択
今後、ますます「1社で働き続ける」のが難しくなるので、「年収アップ」よりも「副業」に注力した方が成功確率が上がります。
ですので、「副業」に注力できるだけの“自分の時間”を確保しなければいけません。
大きな成功を収めるには、必ず時間が必要になってきます。
“ヒマな時間を作り出すことが成功への近道”といっても過言ではありません。
“転職の軸”を決めるとは、“何かを得る”ために“何かを捨てる”ということです。
トレードオフで転職するなら、残業が少ないホワイト企業をターゲットにすべきです。


すべてが自分の希望どおりという会社はほとんど存在しないので、転職する際は、“転職の軸”を決めなければなりません。
収入が高水準になれば、それだけハードワークを求められることになりますし、高水準といっても会社員としての収入には上限があります。
「やらされ仕事」のハードワークより、自分がやりたい「副業」に注力した方が幸せなのは明らかです。
「副業」で大きな収入を得るには、残業が少ないホワイト企業に転職することが必須といえます。



“自分の時間”を確保!!
“時は金なり”といわれるくらい、時間は貴重なものなのです。
待遇を左右する「業界選び」
自分自身の転職経験を振り返り、重要と感じたのが「業界選び」。
本書に書かれている内容は“まさにそのとおり”です。
「業界選び」を間違えると、精神的にも肉体的にも疲弊すること間違いなし…
オススメしないブラック業界の特徴
結論、この3つです。
①労働集約型、②競争が激しい、③個人への接客が必要
シン・サラリーマン サラタメ 氏 著
逆にオススメできるホワイト業界の特徴
結論、ブラック業界の真逆です。
①労働集約型でない、②競争が激しくない、③法人を相手にしている、これら3点。
シン・サラリーマン サラタメ 氏 著
私自身が“ブラック業界”の典型である「小売業」に従事していたのでハッキリといえますが、労働集約型の業界はオススメできません。
「小売業」は“薄利多売”ビジネスの代表格。
商品を多く仕入れ、多く販売しなければならないことに加え、モンスタークレーマーの対応にも苦慮することになるので、精神的にも肉体的に疲弊します。
コンサル業界の事務職に転職したことで、生活が一変しました。
今では、ほぼ残業なしのホワイト企業で自由な時間を満喫しています。
ホワイト業界への転職がなければ、ブログを立ち上げることもなかったでしょう。


採用側が見ている本質的ポイントは2つだけ
- 再現性
- 継続性
中途採用で求められるのは、“再現性”と“継続性”です。
- 再現性
-
転職後も即戦力として活躍できるかが問われます。
採用側が求める人物像に近い「創意工夫のある具体的行動」がアピールできればベスト。
- 継続性
-
転職後、すぐに辞められては採用コストがムダになるので、長く働ける応募者が求められます。
採用側を納得させる転職理由が必須。(転職の軸・志望企業の魅力・マッチング)


②副業力
ネットの発達により、個人で稼ぐことが可能な時代になりました。
ブログやYouTube、SNSなどがその最たるもので、リスクなく、低コストで始めることができます。
収益を生み出すには、創意工夫や膨大な時間と労力がかかりますが、本業を大きく上回る収入を得ることも夢ではありません。


副業のおいしすぎるメリット3つ
①収入が青天井、②ボスが自分、③名刺代わりになる
【オマケ】経費で節税できる
シン・サラリーマン サラタメ 氏 著
サラリーマンの収入は安定しているものの、急激な伸びは期待できません。
たとえ「出世」できたとしても、たかがしれています。
一方、「副業」では膨大な時間と労力はかかるものの、自分がやりたいことであれば苦にはなりませんし、創意工夫次第では、自分でも想像できないほどの収入が得られることもあります。
“読者や視聴者が求めるもの(=価値提供)”が条件にはなりますが、サラリーマンの仕事とは異なり、基本的には自分でコントロールすることができます。
また、「副業」での成功は名刺代わりになるので、複数のメディアを持っていれば、相互によい影響をもたらします。
場合によっては、メディア運営の会社に「転職」できたり、「業務請負」という形で仕事を得ることもできます。
サラリーマンの場合、給与天引きという形で国に税金を取られ放題ですが、「副業」を“個人事業主”として運営することで積極的に「節税」に取り組めます。
「副業の経費として使っている」と説明できれば、家賃・水道光熱費・通信の一部や、飲食代・交通費などを経費にすることができます。
シン・サラリーマン サラタメ 氏 著


サラリーマン副業だからこその3つの強み
①じっくり地味に育てられる
②直観を速攻試せる
③個人と組織の力を同時に伸ばせる
シン・サラリーマン サラタメ 氏 著
サラリーマンには安定した収入があるので、「副業」をじっくり地味に育てることができます。
即結果が求められる、フリーランスや企業にはない強みです。
「副業」で成功するには、試行錯誤が不可避になりますが、世間一般の人たちが抱く感覚を速攻ビジネスに展開できるのも個人だからこそ。
じっくりと育てた「副業」が伸びてきた時には、サラリーマンならではの“組織の力”(チームを動かす力)を活かすことで、労力を増やさずに売上拡大が見込めます。
情報収集は「ネット検索」×「書籍」がベスト
効率良く売上を伸ばすには、「副業」のノウハウやコツを理解しておく必要があります。
ネット上には、無料で新鮮かつ有益な情報がたくさん転がっていますが、情報が正確でない場合もあり、若干、信頼性に欠けます。
一方、書籍の場合は出版社のチェックが入っているため、信頼できます。
「ネット検索」×「書籍」を組み合わせることで、「副業」に必要な情報収集ができます。


③マネー力
①リーマン力、②副業力の順番で武器を手に入れ、最後に鍛えるのは③マネー力。
稼いだ資産を投資で安全に運用すれば、不労所得を手に入れることができます。
投資を安全に運用するためには、ある程度のまとまった資産が必要になるので、マネー力が最後になります。
やらない理由がない「ふるさと納税」
ふるさと納税の手順
ザックリ、次の4ステップです。
①自分の寄付上限額を確認する。
②好きな商品を選んで申し込む
③お礼の品と証明書が届く
④確定申告 or 「ワンストップ特例制度」
シン・サラリーマン サラタメ 氏 著
実質2,000円の負担だけで、数万円の返礼品(肉・フルーツ・米・酒・ティッシュ・カバンなど)がもらえる制度。
年収や家族構成によって、控除対象となる寄付上限額が決まります。
Webサイト経由で簡単に手続きができるので、わずらわしさを感じることはないと思います。
控除シュミレーションで寄付上限額を調べたり、「返礼品の選択」、「寄付金の支払い」もWeb上で完結します。
確定申告をする予定のない方は、「ワンストップ特例制度」を利用することで、確定申告なしで控除を受けられます。
- ふるさとチョイス
- ふるなび
- 楽天ふるさと納税
- さとふる
とにかく簡単にできるので、やらないと“損”です。
「ワンストップ特例制度」は年間の寄付先を5か所以内にする必要あり!!
長期の積立投資で将来に備える
持たざる者の投資ルール4つ
①元手が少なくてOK
②手間がかからない
③資産として手堅い
④長期的に儲かる
シン・サラリーマン サラタメ 氏 著
「副業」で稼いだお金を「インデックスファンドへの積立投資」に回すことが理想。


短期的には儲かりませんが、20~30年スパンであれば、長期間ほぼ放置でも大きな利益が期待できます。
投資の平均利回りは5%くらいですが、複利の力によって資産が増えていきます。
投資の知識がなくてもOKという点が魅力。
まとめ



ポイントは4つ!!
- ①リーマン力(ビジネススキル)を鍛える
- ②ホワイト企業に転職して“自分の時間”を確保する
- ③「副業」に取り組む
- ④長期積立投資で将来に備える
コメント