はじめに〜人生経験が「資産」になる時代がやってきた〜
あなたの人生経験は、お金を生み出す最高の資産です。
特に、40代・50代は豊富な人生経験の宝庫であり、Kindle電子書籍出版に挑戦するのに最適な世代と言えるでしょう。
電子書籍と聞くと「なんだか難しそう」、「自分には書くことなんてない」と尻込みしてしまうかもしれません。
しかし、Kindle作家のほとんどは、あなたと同じ「素人」なのです。
もちろん、私自身も素人。
読者が求めているのは、完璧な文章や専門家の知識だけではありません。
等身大の視点で語られるリアルな体験、つまり「一次情報」こそが、読者の心に響く最大の魅力です。
私は、50歳でKindle作家としてデビューし、これまでに15冊を出版(ペンネーム2つ)しています。
元々ブログを副業としていましたが、収入が伸びず失敗に終わりました。
しかし、電子書籍出版に挑戦したところ、「ワイン・お酒」というカテゴリーでベストセラーを獲得したのです。
「人生100年時代」と言われる現代において、定年退職を迎えてから「何をしようか」と考えるのでは遅すぎます。
定年後に備え、趣味と実益を兼ねたKindle電子書籍出版を始めてみませんか?
なぜ40代・50代こそKindle出版を始めるべきなのか?
Kindle電子書籍出版は、堀江貴文氏が提唱する「理想的なビジネスモデル」の4つの特徴、すなわち「小資本」、「在庫を持たない」、「利益率が高い」、「毎月の定期収入が見込める」に完全に当てはまります。
その中でも、特に40代・50代がKindle出版を始めるべき理由は、他の世代にはない特有の強みを持っているからです。
経済的基盤と時間的余裕
40代・50代は、月収40〜50万円程度の安定した収入と十分な貯蓄(40代で平均825万円、50代で平均1,253万円)がある世代です。
生活の心配なく執筆活動に専念でき、PCや参考書などの初期投資も躊躇なく行えます。
また、子育てが一段落し、仕事でも裁量が大きくなるため、週末や夜に執筆時間を確保しやすいという利点もあります。
精神的な強み
豊富な人生経験から自己肯定感が高く、新しい挑戦にも前向きに取り組むことができます。
出版過程で困難に直面しても、高いストレス耐性で冷静に対処できるでしょう。
また、「自分が生きた証を残したい」という承認欲求が、執筆のモチベーションにつながることもあります。
親が他界する年齢なので、生きていることに価値を感じるためです。
豊かな人脈
長年かけて築き上げた多様な人脈は、執筆活動において大きな武器となります。
専門家への取材や監修依頼がしやすかったり、同窓会や同期会のネットワークを活用して本を拡散したりすることも可能です。
賢い消費者としての視点
数多くの商品やサービスを比較検討してきた経験から、「何が売れるか」を本能的に理解できる力を持っています。
類似本との差別化や適切な価格設定を、読者目線で判断できることは大きな強みとなります。
若手にはマネできない「説得力」の正体とは?
Kindle電子書籍の最大の価値は、専門家には語れない「等身大の体験」にあります。
特に40代・50代が持つ説得力の源泉は、以下の3つに集約されます。
深い人間理解
数十年にわたる人生経験を通じて培われた人間観察力は、若い世代には持ち得ない特別な価値です。
職場や家庭で様々な人間関係を経験してきたからこそ、登場人物の内面や感情の機微を説得力をもって描くことができます。
幅広い年齢層の視点
若い頃の記憶と現在の視点を併せ持つため、学生時代の悩みから中年世代の苦労まで、幅広い年齢層の心情を描写できます。
これにより、作品に大きな奥行きを与えることができます。
リアルな社会経験
ビジネスの最前線で20年以上戦ってきた経験は、若手には決してマネできない「本物の知恵」を秘めています。
部下の育成や人間関係の機微、成功と失敗から得た教訓は、机上の空論ではない説得力のある作品を生み出す源泉となります。
重要なのは、これらの経験を「失敗談」も含めて包み隠さず公開することです。
挫折からどう立ち直ったのかという「泥臭い」ストーリーこそ、読者に希望と共感を与える強力なメッセージとなります。
私自身、目立ったスキルや実績、たいしたマネジメント経験がない状態で転職した経験があります。
しかも、その時の年齢は47歳。
運が良かったということもありますが、あきらめない限り、負け(転職失敗)は確定しないことを悟った出来事でした。
その時の経験を語ったのが、拙著「あきらめるのはまだ早い! 40代後半のリアルな転職体験談」です。
ご興味があるようでしたら、ぜひご一読ください。
▼ 「あきらめるのはまだ早い! 40代後半のリアルな転職体験談」▼
通勤時間も有効活用!副業としてのKindle出版はどこが「おいしい」?
Kindle電子書籍出版は、時間と場所に縛られずにできる、副業として非常に優れたビジネスモデルです。
初期投資がほぼゼロ
出版プロセス自体は無料で、必要最低限の費用は実質0円から始められます。
より高品質な作品を目指す場合でも、表紙デザインの外注費用(5,000円〜1万円程度)など、わずかな投資で済みます。
在庫リスクなし
物理的な在庫を持たないため、売れ残りのリスクが一切ありません。
高利益率と継続的な収入
著者は最大70%という高い印税率を獲得でき、売上のほとんどが利益となります。
一度出版すれば、24時間365日、自動的に収入を生み出し続ける「累積的なビジネスモデル」です。
Kindle Unlimitedに登録すれば、読者が1ページ読むごとに約0.5円の収入が発生し、本が読まれ続ける限り、半永久的に収入を得られます。
時間と場所の自由
執筆は通勤電車の中やカフェ、自宅など、好きな場所で行うことができます。
スマホアプリのGoogleドキュメントを活用すれば、場所を選ばずに作業に取り組むことが可能です。
集客の手間が少ない
Amazonは月間数千万人が利用する圧倒的な集客力を持つプラットフォームです。
適切なタイトルと魅力的な表紙デザインを用意すれば、莫大な数の潜在顧客にリーチできる仕組みがすでに整っています。
【体験談】50歳でKindle作家になって変わったこと
私は2021年1月に50歳でKindle作家としてデビューしました。
副業で始めたブログは、アフィリエイト成約の2,500円(たったの1回のみ)と月間広告収入の1,000円程度に留まり失敗に終わりましたが、電子書籍出版ではベストセラーを経験し、月間収入が1万円を超えるようになりました。
Kindle作家になったことで、私自身の人生にもいくつかのポジティブな変化がありました。
自己成長
執筆活動を通じて、自分の経験や知識を体系的に整理する力が養われました。
また、読者に分かりやすく伝えるための論理的思考力も向上しました。
新しい習慣
執筆時間を確保するために「定時退社」を徹底するようになり、時間管理の意識が高まりました。
また、「禁酒」に成功した経験も、執筆を通じて書籍化したことで、「読者を裏切るわけにはいかない」という心理が働き、継続するモチベーションになっています。
▼「禁酒」は最強の自己投資▼
人生の充実
読者から感謝されながら収入を得られることは、何よりも大きな喜びです。
定年後、テレビや動画を観るだけの受動的な娯楽に興じるのではなく、趣味と実益を兼ねた活動に打ち込めることは、人生を豊かにしてくれます。
あなただけの「唯一無二のストーリー」を見つける方法
「自分には本にするようなネタがない」と考える方もいるかもしれません。
しかし、あなたの人生経験の中にこそ、読者の心に響く「唯一無二のストーリー」が眠っています。
仕事・キャリア系
20年以上の実務経験で培った「真のリーダーシップ論」や「給料を2倍にする交渉術」、中間管理職としての苦労と克服体験など、若手には語れない深い洞察があります。
お金・投資系
40代から始めた投資で資産を築いた方法や、住宅ローン・教育費・老後資金を同時に準備した家計戦略など、実績に基づく説得力のある情報が価値となります。
家族・人生系
反抗期の子どもとの関係改善や、親の介護と仕事の両立テクニック、45歳で自分らしさを見つけた方法など、同世代の読者が抱える悩みに寄り添うテーマは共感を呼びます。
健康・メンタル系
うつ病から復職するまでの記録や、内臓脂肪を減らした食事・運動の全記録、40代から「疲れない体」をつくる方法など、経験者だからこその重みのある情報が求められています。
まずは、毎日の通勤電車の中で、スマートフォンを使ってメモを取る習慣から始めてみましょう。
仕事での気づきや後輩へのアドバイス、失敗から学んだ教訓などを気軽に書き留めていけば、やがてそれが1冊の本を構成する貴重な「知識のストック」になります。
まとめ〜挑戦しない人生こそが「失敗」である〜
グレッグ・マキューン氏の著書『エフォートレス思考』には、
頑張っているときだけ収入を得られる事業は、直線的なビジネスモデルである
と書かれています。
会社員としての収入は、まさにこの直線的な収入にあたります。
一方、Kindle電子書籍出版は、一度の努力で何度も成果が現れる「累積的なビジネスモデル」です。
休んでいても、寝ていても、自動的に収入が積み重なっていくのです。
「学び直し(リスキリング)」が重要と言われる現代において、趣味に近いKindle出版は、楽しくスキルを身につけられる最適な方法です。
たとえ出版した本が売れなかったとしても、それは決して失敗ではありません。
古代ローマの哲学者キケロが「仕事で重要なのは肉体的な力ではなく、思慮・貫禄・見識であり、これらは老年期にむしろ増大する」と述べたように、年齢を重ねて経験値が上がることこそ、Kindle作家としての大きなアドバンテージなのです。
「挑戦しないこと」こそが、人生における本当の失敗です。
本記事がきっかけとなり、あなたがKindle作家としてデビューすることになれば、これに勝る喜びはありません。
ぜひ、あなただけの「唯一無二のストーリー」を、電子書籍として世に送り出してみてください。
本記事は、下記の拙著の要約です。
▼「本を書く副業の魅力」▼
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