こんにちは。
副業Kindle作家のダイジです。
「Kindle出版は本当に稼げるのか」
この記事は、そう迷っている人に向けて書きました。
Kindle出版は、すぐには稼げません。
私の場合、印税が月1万円を超えたのはデビューから3年7か月目で、月2万円を超えるまでには5年かかりました。
それでも、私はKindle出版を、失敗しにくい副業だと考えています。
出版にかかるお金が小さく、一度出した本は何年も売られ続けるからです。
5年くらいの長い目で取り組めば、お金の面で大きく失敗することはほとんどありません。
この記事では、私が5年で実際にたどった道のりを、数字のまま紹介します。
長い目で取り組むための考え方を、ドリー・クラーク氏の『ロングゲーム』を参考にお伝えするのも、この記事の目的です。
ダイジ「ロングゲーム」はおすすめの名著!!
※この記事には広告(PR)が含まれます。
※収入の金額は私の場合の実績で、同じ金額を約束するものではありません。
Kindle出版は稼げるのか迷っている人へ
Kindle出版について調べると、反対の意見が両方見つかります。
「誰でも月1万円」という話がある一方で、「ほとんど売れない」、「やめておけ」という声もあるのです。
どちらを信じればよいのか分からず、始められずにいる人は多いと思います。
私も、始める前は同じでした。
そして、始めてからの数年は、「やめておけ」の側の気持ちがよく分かる日々でした。
これから始める人が気になるのは、おそらく次のようなことだと思います。
- Kindle出版で、本当にお金が入るのか
- どのくらいの期間で、どのくらい稼げるのか
- 失敗したら、どのくらい損をするのか
- 会社員の副業として、続けられるのか
これらの疑問に、私の5年分の実体験で答えるのが、この記事です。
結論:すぐには稼げないが失敗しにくい
最初に、私の5年間の数字をまとめておきます。
- 2021年1月、50歳でデビュー
- 最初の1か月分の印税は1,500円
- ペンネーム「ダイジ」のデビュー作は、1年で54円
- 印税が月1万円を超えたのは、デビューから3年7か月目
- 月2万円を超えるまでには、5年
- 今までに出した本は21冊(ペンネームは2つ)
ご覧のとおり、すぐに稼げたわけではありません。
副業の収入としても、大きな金額ではないと思います。
それでも、私はこの5年間で、大きな損をしたことがありません。
本1冊を出すのにかかったお金は、ほとんどが表紙代の5,000円から1万円だったからです。
かかるお金が小さいので、売れない本があっても、損はその分だけで済みます。
一方で、売れ始めた本は、何年も印税を生み続けてくれるのです。
Kindle出版は、短い期間で見ると「稼げない副業」に見えます。
5年の長さで見ると、「失敗しにくい副業」に変わるのです。



長期視点なら失敗する方が難しい!!
私のKindle出版5年間の実録
ここからは、私がどんな道のりをたどったのかを、順にお伝えします。
ブログでは月1万円に届かなかった
Kindle出版の前に、私が副業として始めたのはブログでした。
目標は、月1万円です。
結果は、届きませんでした。
月にいちばん稼げたときでも、アフィリエイト1件の2,500円と、広告の1,000円ほどです。
そんなとき、イケハヤさんが「電子書籍出版は稼ぎやすい」と発信しているのを知りました。
その2か月後、2021年1月に、50歳でKindle作家としてデビューしています。
最初の1か月分の印税は1,500円
最初の本は、趣味について書いたものです。
その本で受け取った最初の1か月分の印税は、1,500円でした。
金額はわずかです。
それでも、とてもうれしかったのを覚えています。
会社の給料は、働いた時間と引き換えにもらうお金です。
1,500円は、私が働いていない間にも、本が売れて生まれたお金でした。
時間を切り売りせずに得たお金だったことが、何よりうれしかったのです。
会社員としての働き方はフロー型(動きが止まると収入も止まる)
題名を間違えて1年で54円
その後、「ダイジ」という2つ目のペンネームで書き始めました。
ダイジとしてのデビュー作は、『サラリーマンの幸福度アップに必要な5つのマインドセット』という題名です。
この本は、1年で54円しか稼げませんでした。
原因は題名でした。
Amazonで検索される言葉が、題名にほとんど入っていなかったのです。
そこで、出版を一度止めて、題名を変えて出し直しました。
今の題名は、『定時退社しませんか? 「残業ゼロ」を実現する5つのマインドセット』です。
大きく稼げているわけではありませんが、一定のページ数は読まれるようになりました。
ここで大事なのは、失敗した本を出し直せたことです。
紙の本を出版社から出していたら、題名を変えて出し直すことは簡単ではありません。
Kindle出版なら、題名も中身も、あとから直して出し直せます。



本の題名(タイトル)は何よりも重要です!!
カテゴリー1位を取ってから月1万円
冊数を少しずつ増やしていくうちに、『「禁酒」は最強の自己投資』が、あるカテゴリーで1位を取りました。
いわゆる「ベストセラー」の表示が付いたのです。
この本が出てから、印税が月1万円を超えるようになりました。
デビューから3年7か月目のことです。
ブログで目指して、届かなかった金額でした。
5年で月2万円
その後も、通勤電車の中でスマートフォンのGoogleドキュメントを開き、原稿を書き続けてきました。
印税が月2万円を超えたのは、デビューから5年目です。
決して早くはありません。
ただ、5年前に1,500円から始まったことを考えると、私にとっては大きな変化です。
出して3年以上たってから元が取れた本もある
長い目で見る大切さを、私に教えてくれた本があります。
『あきらめるのはまだ早い! 40代後半のリアルな転職体験談』です。
この本は、表紙の外注や挿絵の購入にお金をかけたにもかかわらず、ページ数が少ないため、元を取るまでに時間がかかりました。
元が取れたのは、出版してから3年以上たってからです。
久しぶりに売れた1冊で、かけたお金をようやく取り戻せました。
もし1年目で「この本は失敗だった」と決めていたら、この日は来ませんでした。
本は、出版を止めない限り、何年たってもAmazonで売られ続けます。
だからこそ、短い期間だけで成功か失敗かを決めないほうがよいのです。
ページ数が多いほど稼ぎやすい(読み放題サービスで読まれた場合)
『ロングゲーム』に学ぶ長い目で取り組む考え方
私が長い目で取り組むようになったのは、ある本の影響もあります。
ドリー・クラーク氏の『ロングゲーム』です。
この本は、目の前の結果に追われるのではなく、何年も先を見て、意味のあることに時間を使い続ける大切さを説いています。
私は自分の本の中でも、何度かこの本を紹介してきました。



ビジネスで成功するためのバイブル!!
行き当たりばったりでは目標に届かない
『ロングゲーム』には、長い目で考えることが、最も大切な目標に向けて歩む力になる、という趣旨の一節があります。
反対に、そのときどきの刺激に反応するだけでは、いつまでたっても目標を達成できない、とも書かれていました。
Kindle出版に当てはめると、よく分かります。
1冊出して売れなかったから、次は別の副業。
それも数か月で結果が出なかったから、また別の副業。
このくり返しでは、どの副業も「稼げない副業」で終わってしまいます。
すぐ結果が出ない時期は失敗ではない
私は、すぐ結果が出ない時期を、失敗ではなく「忍耐」の期間だと考えるようにしてきました。
Kindle出版で結果が出るまでには、いくつも段階があります。
本が検索で見つけられるようになる。
誰かが読んでくれる。
レビューが付く。
同じ著者の別の本も読まれるようになる。
どれも、出版した次の日には起きません。
時間をかけて、少しずつ起きていくことです。
私の場合、月1万円まで3年7か月かかりました。
その間の印税は、小さな金額でした。
それでも書くのをやめなかったので、今があります。
長い目で見るから失敗しにくい
長い目で見ることは、気持ちの持ち方だけの話ではありません。
お金の面でも、失敗しにくくなります。
1年で判断すると、私のKindle出版は「割に合わない副業」でした。
5年で判断すると、表紙代を払い終えた本(損益分岐点に到達した本)が何冊も売れ続けている状態になっています。
同じ5年でも、途中でやめていたら、この状態にはなっていません。
長く続けること自体が、失敗のリスクを小さくしているのです。
あきらめないことが成功の秘訣(ほとんどの人はすぐに離脱)
Kindle出版が長く続けると失敗しにくい理由
ここで、Kindle出版が長い目で取り組むのに向いている理由を、4つに整理しておきます。
理由1:最初にかかるお金が小さい
KDP(Amazonの出版サービス)への登録や、本の出版そのものには、費用がかかりません。
紙の本(ペーパーバック)も、印刷の費用は売れたときの印税から差し引かれる仕組みなので、出版する時点で払うお金はありません。
私が本1冊にかけたお金は、ほとんどが表紙代です。
1冊あたり5,000円から1万円で、今は電子書籍用と紙の本用を合わせて11,000円のプランで頼んでいます。
費用の内わけは、別の記事でくわしくまとめました。


理由2:一度出した本が何年も売られ続ける
本は、出版を止めない限り、Amazonで売られ続けるのです。
ブログの記事やSNSの投稿は、新しいものが出るたびに、古いものが読まれにくくなります。
Kindleの本は、何年前に出したものでも、検索で見つけられれば買ってもらえます。
先日も、『総務部の教科書【基礎編】』と『総務部の教科書【応用編】』の紙の本が、同じ日に1冊ずつ売れました。
おそらく、Googleで「総務部 本」と検索した人が見つけてくれたのだと思います。
理由3:失敗した本を直して出し直せる
先ほどお伝えしたとおり、私はデビュー作の題名を変えて出し直しています。
題名、紹介文、表紙、中身。
Kindle出版では、どれもあとから直せます。
売れなかった本も、直せばもう一度読者に届く機会があるのです。
理由4:本が増えるほど読まれる機会が増える
本の冊数が増えると、1冊を読んだ人が、同じ著者の別の本を読んでくれることがあります。
1冊目しかないときは、その1冊が見つけられなければ、印税は入りません。
何冊もあれば、どれか1冊が見つけられたときに、そこから別の本にもつながります。
5年続けるために私がしてきたこと
長い目で取り組むといっても、5年は長い時間です。
会社員の副業として、私が続けるためにしてきたことをお伝えします。
毎日少しずつ書く
まとまった時間を取ろうとすると、副業は続きません。
私は、通勤電車の中や朝の時間に、スマートフォンで少しずつ原稿を書いてきました。
1日の量は少なくても、毎日続ければ、数か月で1冊分になります。
理想は、1日に2〜3時間を確保したいところですが、無理をすれば続きません。
今思えば、1日に1時間程度しか確保できていなかったのかもしれませんが、5年継続すれば、ものすごい量になります。
継続は力なり(5年継続できれば失敗する方が難しい)
1冊ごとに結果を数字で見る
売れたか、売れなかったかは、KDPのレポートで確かめてきました。
売れなかった本は、題名や紹介文に原因がないかを見直します。
デビュー作の題名の失敗に気づけたのも、1年で54円という数字を見たからでした。
題名に「Amazonの検索窓に入力されるキーワード」がないと厳しい
お金は表紙にだけかける
出版代行や、高い講座には、お金を払っていません。
お金をかけるのは、表紙と決めています。
かけるお金を小さくしておけば、売れない本があっても、続ける気持ちがなくなるほどの損にはなりません。
5年続けられたのは、この決め方のおかげでもあります。
有料のイラストや写真(挿絵)があれば盤石
表紙だけはプロに頼む理由
表紙だけはお金をかける、と決めているのには理由があります。
Amazonで本を探す人が最初に見るのは、検索結果に並んだ小さな表紙と題名です。
そこで開いてもらえなければ、中身がどれだけよくても読まれません。
私は21冊の表紙を、すべてココナラでデザイナーさんに頼んできました。
自分で作ったことは、一度もありません。
デビュー前にKindleストアを見ていたとき、明らかに自作した表紙が並んでいて、読みたいと思える本が1冊もなかったからです。
長く売れ続ける本にするなら、何年たっても見劣りしない表紙が要ります。
表紙を頼んだ理由と、頼み方は、こちらの記事にまとめました。


よくある質問
- 1冊目から稼げますか?
-
私の場合は、稼げませんでした。
最初の1か月分の印税は1,500円で、ダイジとしてのデビュー作は1年で54円です。
1冊目から売れる人もいると思いますが、それを前提にしないほうが、続けやすいと思います。
- どのくらいの期間で月1万円を超えますか?
-
人によって大きく違います。
私は、デビューから3年7か月目でした。
書く本のテーマや、題名の付け方、出す冊数によって変わるので、私の期間は一つの例として見てください。
- 途中でやめたくなりませんでしたか?
-
何度もありました。
売れない月が続くと、「この時間を別のことに使ったほうがよいのでは」と思うこともあります。
それでもやめなかったのは、出した本が消えずに売られ続けているからです。
やめてしまえば新しい本は増えませんが、続ければ、出した本はすべて残ります。
- 会社員でも続けられますか?
-
続けられます。
私自身、会社員として働きながら、5年間で21冊を出してきました。
原稿は、ほとんどを通勤電車の中で、スマートフォンで書いています。
まとめ:Kindle出版は5年の長い目で取り組む
Kindle出版は稼げるのか、という問いに、私の経験から答えます。
- すぐには稼げない(私は月1万円まで3年7か月、月2万円まで5年)
- それでも、かかるお金は表紙代くらいなので、大きく損をしにくい
- 一度出した本は、何年も売られ続ける
- 失敗した本は、題名や表紙を直して出し直せる
- 出して3年以上たってから元が取れた本もある
つねに行き当たりばったりで、刺激に反応するような行動ばかりでは、いつまでたっても目標を達成できないだろう。長期戦略を立て、さらには途中で自分の進む道も変わる可能性もあると認識していれば、成功のチャンスを最大化することができる。
ドリー・クラーク著「ロングゲーム」より
『ロングゲーム』が説くように、目の前の結果だけで判断しないことが、長く続ける力になるのです。



楽に稼げる副業はありません!!
1冊目が売れなかったとしても、それは5年のうちの最初の1冊にすぎません。
私がKindle出版でお金をかけてきたのが、表紙です。
長く売れる本を目指すなら、表紙はプロに任せるのがよいと、私は考えています。









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